構造設計


建築主と意匠設計との打ち合わせ結果を基に基本設計・実施設計を行います。

ちょっと二言・三言

☆ 設計において床荷重(仮定荷重)は重要な要素

荷重は床から梁(小梁・大梁)に伝わり柱を通って基礎から地盤へと流れます。

骨組みの大きさ(断面)を決めるのも荷重により決まります。

ある程度の余裕が必要と思いますが、過剰設計にも繋がり兼ねないため、

床荷重の設定は、各部材の自重はもとより、各仕上げ材(外部・内部)も適切な荷重設定を行なわなければなりません。


特に病院、工場などは、設備機器の重量が重く、荷重設定には細心の注意が必要です。


現行規準による設計では、接合部の検討により断面が決まる場合があります。

構造種別には、鉄骨造(S造)鉄筋コンクリート造(RC造)鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)とありますが、

鉄筋コンクリート造の建物は接合部分の検討により断面が決まると言っても過言ではありません。
部分的に部材の断面形状を変化させたり、耐震壁を配置するなど平面的、立面的にバランスに配慮した設計を行い、

建物自重・外力を操作することで安全性、経済的に適切な部材断面の設定が可能です。


★ベストデザインでは、ひとつの検討により断面を決定するのではなく、

様々な観点から部材断面の検討を行ない日々よりよい構造設計を心掛けています。